いまの時代、絵本選びの情報は、どこでも手に入ります。

ネットから「1歳の息子がお気に入り」の個人投稿から、「頭の良い子が読む絵本」という署名記事まで、手軽に情報が集められます。

情報は山のようにあるのに、講座に来る方は「絵本を選べない」と言うのです。

なぜでしょうか。

選べない理由は、情報が多すぎるからです。

抱えきれないほどの情報は、持て余してしまいます。

けれど、こぼれ落とした部分に良い情報があるのではないかと想像すると、選べない。

この状態に陥ってしまうのです。

絵本を選ぶために情報を集めているのに、気がついたら、情報の海にアップアップとおぼれている状態になっている人がほとんどです。

SNSの向こうから、「売れているのは、これ!」

「賢く育てたいなら、必ずコレ!」

「定番を読むべき」

「イマドキは、これ!」と声が聞こえてくる。

えーーーー、どれがいいの?

選びたいなら、まず情報源を絞りましょう。

だから、情報を活用したいなら、情報源を絞りましょう。

そのときに大切にしたいのが、次の2点。

①売りこむための情報ではないか

②思い込みの強い偏った考え方の情報ではないか

ここをチェックしてください。

個人の発信を参考にする場合に、チェックしたいのは、ココ。

「こんな生活できたらいいな」「理想の子育て」という憧れ目線ではなく、

「この人の考え方好きだなあ」「わかるわかる」という共感できる方の情報を

参考にしましょう。

自分の生活にフィットしやすいはずです。

そして、自分も子どもも日々変化していきます。

その都度、情報源も変化・進化させていきましょう。