5月の爽やかな風の中、青空のもとで絵本を読む機会が2回ありました。
1つは絵本を入り口にした哲学対話、もう1つは絵本の勉強会。
外だと何かが違った?
結果から言うと、劇的変化はありませんでした。
つまり、外でやっても、室内でやっても、中身は一緒。
でも、中身以外で、2つ違うことがありました。
1つは、気持ちが違う。
室内と比べると、やっぱり開放的な気分になります。
風がそよぐと、誰かが「わあ、気持ちいい」と呟く。
その肯定的な言葉にみんなの気持ちも、自然と明るくなります。
もちろん、これは天気に左右されます。
でも、解放感は外なら天気に関係なく味わえるのではないでしょうか。
2つ目は、非日常の体験をした共有感を持てる。
室内にいては味わうことのできない、光、音、風、温度、湿度といった五感をフルに働かせながら、絵本を感じる。ふだんはあまりない、非日常体験です。
ついでに言うと、哲学対話では外でピクニックのようにランチもご一緒したので、そこに味覚も仲間入り。
絵本を取り巻く非日常を、ひとりではなく、絵本が好きなみなさんと一緒に体験できた喜びがありました。
絵本を「非日常」に連れ出してみる。
わたし的には、おすすめです。